機械科学系専攻紹介

organization structure

 埼玉大学の大学院理工学研究科は教育組織と研究組織から成り立っています。機械工学科の教育を担当する教員は理工学研究科研究部に所属しています。機械工学科の教育を担当しており、理工学研究科教育部の博士前期課程や後期課程の教育も担当しております。

 埼玉大学の大学院理工学研究科の博士前期課程の専攻は理工融合体制となっています。機械科学系専攻においては、機械工学科と合わせた6年一貫教育が望ましいことから、機械工学科の専門教育との一貫性を重視しています。そのため、学部における専門基礎教育をベースに各コースの専門分野を学修し、基礎と応用の広い関連知識の裾野を修得しうる仕組みになっています。

 機械科学系専攻は、機械工学の基幹をなす機械工学コースおよび機械工学とロボット工学との融合分野を担うメカノロボット工学コースから成り、それぞれのコースにおける主たる学問分野に基づいた講義および研究指導をもとに、両コースが連携して教育研究を推進しています。一方、後期課程の専攻は理工学専攻に一本化し、その中に人間支援・生産科学コースを設け、専門性と学際性・理工融合性のバランスをとっています。

機械工学コース

 機械工学コースの主な学問分野は、材料科学、生産加工科学、熱流体科学です。本コースの教育システムは、主に当該分野に関する講義(材料力学、破壊力学、構造強度、材料工学、材料評価学、材料開発、生産工学、加工学、加工物性、精密工学、機械運動学、流体力学、気体力学、熱力学、燃焼工学、熱エネルギー関連)および、各研究室における研究指導により成り立っており、さらにメカノロボット工学コースの講義の受講により、機械科学系全般にわたる最先端の知識を獲得できるカリキュラムとなっています。
 また本コースにおける研究分野キーワードとして、弾性学、破壊力学、疲労、材料情報工学、知的材料、精密研磨、超精密切削、生産環境科学、機械要素、トポロジ、爆轟波、超音速燃焼、PVC、CFD、マイクロフローなどが挙げられます。

メカノロボット工学コース

 メカノロボット工学コースの主な学問分野は、ロボティクス・メカトロニクス、ダイナミクス・デザインです。本コースの教育システムは、主に該当分野に関する講義(ロボティクス、マンマシンインターフェイス、機械システム制御、メカトロニクスシステム、バイオ情報計測、バイオメカニクス、バイオロボット工学、機械システムデザイン、機械システムダイナミクス、機械力学、動力学モデリング、動システム解析関連)および研究室における研究指導により成り立っており、さらに機械工学コースの講義の受講により、機械科学系全般にわたる最先端の知識を獲得できるカリキュラムとなっています。
 また本コースにおける研究分野キーワードとして、ヒューマンインターフェイス、制御工学、システム設計、生物模倣型機械、生体材料の適合性試験、形態と力学特性と人間感覚、自励振動、運動メカニズムなどが挙げられます。

特別プログラム

グローバル創造特別教育プログラム

 本特別教育プログラムは、文部科学省大学教育改革経費による三年間(2008~2010)時限付特別コースを継承した教育プログラムです。大学・理化学研究所・企業が連携して行う教育体制が最大の特徴で、埼玉地区で盛んな光関連産業に必要とされる革新的生産技術を生み出せる創造型人材育成の要請を目指しています。モノづくりの進展に寄与できる技術をグローバルな視点から結集し、創造的に問題解決ができる能力を養う教育を行います。

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